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あるある文化財VOL.185 干拓堤防跡の石造不動明王立像

 平成30年12月号と同31年1月号『広報白石』の「あるある文化財」で、町内の「浪(波)(なみ)切(きり)不動明王立像(ふどうみょうおうりゅうぞう)」のうち、その造立のいわれが記されている牛屋東分(うしやひがしぶん)・谷神社(豊前坊(ぶぜんぼう))の昭和2(1927)年3月15日銘「波切不動」明王立像と東六府方区(ひがしろふかたく)・龍神社の昭和3(1928)年5月28日銘「浪切不動明王」立像2体を詳しくご紹介し、東六府方区・六千間土居跡(ろくせんげんどいあと)の昭和30(1955)年3月造立と考えられる「浪切不動明王立像」と新明(しんめい)・明治搦堤防跡(めいじがらみていぼうあと)の昭和33(1958)年2月銘の「身代波切不動尊」立像2体を写真でご紹介しました。
 上記のように、「浪(波)切」つまり干拓地(かんたくち)に迫る大波をその剣で切り裂き、干拓地を守ってもらうべく造立されたことが明確な不動明王立像は4体ですが、町内にはこの他に干拓堤防上に造立された不動明王立像が2体確認されています。
 まず1体目は、住ノ江(すみのえ)郵便局北約150m地点、国道444号線から西側に入った五千間(ごせんげん)土居跡にある不動明王立像です。切石積み基壇上に修行姿の弘法大師(こうぼうだいし)立像と共に大正14(1925)年8月に造立されています。顔をしかめて大きく両眼を見開き、右牙を上方に左牙を下方に出し、右手に三鈷剣(さんこけん)(全ての災厄を切り払う剣)・左手に羂索(けんさく)(衆生(しゅじょう)を救う縄‐現在は失われています)を持ち、盤石座(ばんじゃくざ)(岩座)に立ち、背後の火炎は迦楼羅炎(かるらえん)(伝説上の巨鳥を表現した火炎)という、不動明王像としては一般的な姿態となっています。岩座が乗る円柱には、「世話人」として多数の氏名が刻まれています。ちなみに、右側の大師立像の円柱にも、「大師講」「世話人」として同じように大多数の氏名が刻まれています。

 

五千間土居跡の不動明王立像

五千間土居跡の不動明王立像

 
 2体目は、福富ゆうあい館の南西、国道444号線沿いの「潮塞観音(しおどめかんのん)」が祀られている地にあります。「潮塞観音」とは、大正3(1914)年8月に、高潮による五千間土居の決壊を塞(ふさ)いでくれた千手観音(せんじゅかんのん)のことで、その呼び名には感謝の意味が込められています。
 こちらの昭和6(1931)年5月に造立された不動明王立像も、同様に一般的な姿態で現わされています。岩座が乗る円柱には、造立のための費用を寄附をした方の氏名が、基礎には「発起人」「寄附世話人」等の氏名が刻まれています。

 

六千間土居跡の不動明王立像

六千間土居跡(潮塞観音横)の不動明王立像

 
 この2体の不動明王立像には造立のいわれ等が刻まれてはいませんが、いずれも干拓堤防上に造立されていることからすれば、その右手の剣で高潮等の波濤(はとう)を切り裂き、干拓地を守ってくださいと言う願いも込めて造立された浪切不動明王と考えて良いでしょう。

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このページに関するお問い合わせ先 生涯学習課 生涯学習係 電話(直通):0952-84-7129

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