農地・水・環境保全向上対策(平成20年9月号)
平成19年度から「農地・水・環境保全向上対策事業」が始まっています。この事業は、集落周辺にある農業資源を、農業者だけでなく、多様な団体(老人会・子供クラブなど)・非農業者が一緒になって、保全管理していこうという取り組みです。
現在、町内で61の活動組織が取り組み中で、町内のみなさんに、この事業のことをもっと知っていただくために、町内の活動組織の取り組みについて紹介しています。今回ご紹介するのは、「三町青空環境保全隊」の取り組みと町内活動組織の最近の活動状況です。
活動組織の活動紹介(最近の活動の様子)
三町青空環境保全隊
溝口代表から一言
三町青空環境保全隊は、白石地域の須古地域の東部に位置する集落で活動しています。当集落では、非農家世帯が全体の約3分の2を占めており、農村集落の環境保全のためには、農家・非農家が一致団結して取り組みをおこなうことが重要となっています。昨年の夏、みんなで骨病みするくらい頑張って除去したホテイアオイが、今年はその甲斐あって姿を消したことは、その成果の表れかと思います。
また、今年は、隣接する神辺集落、馬田集落、当集落の子供達が一緒になって、身の回りのクリークの水質がどの程度きれいかを調査する「クリークの水質と生きもの調査」という環境学習会を開催し、子供達とその保護者へ農村環境の保全に対する意識の啓発を行いました。
この環境学習会で、6箇所からクリークの水のサンプリングを行いました。その結果には、総じて大差は無かったものの、箇所によって生活雑排水の影響とみられるリン濃度の差異がみられました。出来れば、この取り組みを集落排水事業が始まり、成果が表れる5年後まで継続したいと思います。
(子供達によるクリークの生きもの調査の様子)
(子供達によるサンプリングの様子)
最近のトピックス
現地視察研修の受入れ~牛屋東分環境保全対策協議会~
8月29日に「牛屋東分環境保全対策協議会」が、現地視察研修の受入れをされました。研修会には、福岡県の「城島町資源保全協議会」から14名の方が参加され、両活動組織の取り組みについて意見交換がなされました。
事例発表~戸ケ里ムラづくり協議会~
8月30日に『九州「農地・水・環境保全」ワークショップin熊本』で、九州各県の活動組織から、事例発表が行われました。白石町内からは、「戸ヶ里ムラづくり協議会」が、「川底の生き物が見えるムラづくり」と題して、米のとぎ汁発酵液とEMどろだんごによる水質保全への取り組みについて発表されました。
農地・水場所当てクイズ~ここはどこでしょう???道を通るときに探してみてください~
ヒント:JAさが白石支所から西へ約350m直進して、南へ曲がった道沿いです。
このページに関するお問い合わせ先 農村整備課 電話(直通):0952-84-7122