百日咳が流行しています
更新日:令和7年4月17日
現在、全国的に百日咳が流行しており、県内でも百日咳の患者報告が増えています。
百日咳はどの年齢の方でも感染する可能性があります。1歳以下の乳児が感染すると重症化しやすく、特に生後6か月以下では死に至ることがあるため、小さいお子さんがいる家庭は特に注意が必要です。
症状が認められる場合には速やかに医療機関を受診しましょう。
●百日咳とは
特有の咳発作を特徴とする急性気道感染症です。
短い咳が連続的に起こり、息を吸うときに笛の音のようなヒューという音が出ます。
激しい発作は2~3週間でおさまりますが、その後も発作性の咳がでる時があり、2~3か月で回復します。
発症早期に抗菌薬を服用すれば、症状の軽減と周囲への感染期間の短縮が期待できます。
●感染経路
咳やくしゃみによる飛沫感染、接触感染によって人から人に感染します。
感染力が強いため、家庭内や学校などで感染が拡がることが多いです。
年長児や成人では激しい咳発作が見られない傾向もあり、気づかないうちに感染源となっている可能性があります。
⚠百日咳に対する免疫を持っていない集団の中に1人の感染者がいた場合、16~21人に感染させてしまうと言われています (インフルエンザは2~3人、おたふくかぜは11~14人)
●予 防
・手洗いや咳エチケット(咳が出るときのマスクの着用等)をしっかり行いましょう。
・生後2か月以降は、定期接種としてワクチンの接種(五種混合ワクチン)を受けることができます。
予防接種を受けることで重症化を防ぐことができます。
●関連文書・関連リンク
百日咳に注意してください(佐賀県杵藤保健福祉事務所) (PDFファイル; 137KB)
このページに関するお問い合わせ先 保健福祉課 健康づくり係 電話(直通):0952-84-7116