農地・水・環境保全向上対策(平成22年4月号)
農地・水・環境保全向上対策とは、農家と地域住民が力をあわせて農業資源を守っていこうという取り組みで、4年目を迎えました。今回は、「新観音大地の会」と「上田野上環境部会」の活動を紹介します。
活動紹介
新観音大地の会(白石地域・新観音)
江口代表から一言
新観音大地の会が活動をおこなっている新観音地区は、六角川下流域の低地に位置し、地区内には国道444号線がとおっています。当地区は、江戸時代からの有明海の干拓によりできた干拓地で、地区内の9割以上が専業農家です。現在、米作を中心に、レンコン・タマネギ・麦・いちご・アスパラガスの栽培がおこなわれています。
(農道法面の瓦礫除去作業)
(水路の泥上げ)
(水路の水草の除去)
これまでの主な活動
- 農道の整備
- 女性部・老人会による月1回の空き缶拾い清掃
- 自治会による通学路周辺の草刈り
- 子供クラブによる空き缶拾い
- 自然生物の採取・観察
- 水路の泥上げ(機械、人力により年間約3km)
- 畦塗機による畦畔の再築立など
(花苗の植栽)
これからも自治会、集落営農組合をはじめとした構成員の皆さんで協力し合って、少しでも住みよい地域づくりに取り組んでいきたいと思っています。
上田野上環境部会(有明地域・上田野上)
井手代表から一言
上田野上環境部会は、山のふもとに位置する梅ノ木ため池から東に広がっている上田野上地区で活動をおこなっています。当地区には自然が豊富で、ホタルをみることができます。
しかし、大雨時の洪水ともなれば、ため池からの余水の流出が生じる恐れがあり、心配が絶えません。開水路の改修は、下流域への影響もあるため欠かせない活動です。
(水路の補修)
(桜の植樹)
(昨年以前から植樹している桜が咲いています)
(水路の水草除去)
(EM菌だんご作り)
これからも水路の維持保全と農道等の路肩の改修作業を進め、地域環境を守っていこうと思っています。
最近のトピックス
3月27日、戸ヶ里ムラづくり協議会で、「べんじゃさん通り」(地区内で愛称を公募し、決定されたそうです)へ植樹・植栽がおこなわれました。また、3月30日には、地区内の高齢者の方を対象に、「べんじゃさん通り」でお花見がおこなわれました。
また、地区内には芝桜を植栽した「お花通り」があり、芝桜がきれいに咲いています。
菜の花がきれいです(東郷環境保全会)
役場から活動組織のみなさんへ
平成21年度「実績報告書類」の提出期限は、4月8日(木)までです。提出は1部で結構です。
このページに関するお問い合わせ先 農村整備課 電話(直通):0952-84-7122