河川・水路の水質検査結果について
令和6年度 白石町内の河川・水路における水質検査結果
令和6年9月下旬から10月上旬(9月30日~10月1日)に町内の河川・水路(47地点)において水質検査を実施しましたので、以下のとおり結果を公表します。
水質分析項目
分析項目 |
基準値 |
解説 |
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pH(水素イオン濃度) | 6.0~8.5 | 水の酸性、アルカリ性の程度を調べるもので、一般的な河川では弱アルカリ性の性質を示すことが多い。 |
BOD(生物化学的酸素要求量) | 8.0以下 | 水中に存在する有機物を微生物が分解するときに消費する酸素量のことで、河川の汚濁指数を知る上でも重要な項目であり、水質汚濁の著しい河川では高い値を示す。 |
SS(浮遊物質量) | 100以下 | 水中に浮遊している物質量のことで、SSの量は水の濁り、透明度などの外観に大きな影響を与える。 |
DO(溶存酸素量) | 2.0以上 | 水中に溶解している酸素量のことで、河川や海域での自浄作用や魚類等の水棲生物には不可欠なものである。水が清澄であればあるほどその水温における飽和量に近い量が含まれる。 |
大腸菌数 | ― | ヒト、家畜、又は野生生物や鳥類によって汚染された下水、下水処理水及び自然水や土壌中に認められるが、糞便で汚染されていない水、土壌、植物などに存在することはまれであることから、糞便由来でない細菌も含む大腸菌群と比べて、糞便汚染の指標として信頼できる。 |
全窒素(T-N) | ― | 窒素は、リンと共に生物体を構成する主要元素であり、特に植物の生育には重要な元素である。閉鎖性の水域等において、全窒素や全リンの負荷量が増大すると富栄養化が促進され、藻類等の繁殖により透明度の低下、水の華の発生が生じ、汚濁が進行しやすくなる。 |
全リン(T-P) | ― | リンは、窒素と同様生物体を構成する主要元素であり、植物の生育には重要な元素である。閉鎖性の水域等において、全リンの負荷量が増大すると富栄養化が促進され、藻類等の繁殖により透明度の低下、水の華の発生が生じ、汚濁が進行しやすくなる。 |
塩化物イオン | ― | 塩分濃度を表し、海水の影響のある水域、事業所や生活排水等による水質汚濁の著しい水域では高い値を示すことがある。 |
採水地点
令和6年度採水地点位置図 (PDFファイル; 169KB)
検査結果
令和6年度検査結果 (PDFファイル; 39KB)
令和6年度は、参考とする環境基準(D類型)のうち、基準値のある4項目(pH、BOD、SS、DO)の全てが基準に適合したのは全検査地点47地点中、「17地点(約36%)」でした。
前年度(令和5年度)の検査では、4項目全てが基準に適合していたのは、47地点中、「32地点(約68%)」であり、数値上では前年度より水質が低下した結果となりました。
しかしながら、河川や水路の水質は、生活排水や農業排水の流入、検査前の気象状況などの影響を受けやすく、数値上だけでは一概に判断できないところもあります。これからも継続して水質改善に取り組むことが重要です。
※環境省の「水質汚濁に係る水質環境基準の見直し」に伴い、令和4年度の検査から検査項目のうち、従前の「大腸菌群数」を「大腸菌数」に変更しています。
過去の検査結果
平成27年度以降の採水地点位置図 (PDFファイル; 169KB)
平成26年度の採水地点位置図 (PDFファイル; 277KB)
平成25年度の採水地点位置図 (PDFファイル; 277KB)
平成24年度までの採水地点位置図 (PDFファイル; 279KB)
令和5年度検査結果 (PDFファイル; 39KB)
令和4年度検査結果 (PDFファイル; 39KB)
令和3年度検査結果 (PDFファイル; 39KB)
令和2年度検査結果 (PDFファイル; 40KB)
令和元年度検査結果 (PDFファイル; 158KB)
平成30年度検査結果 (PDFファイル; 169KB)
平成29年度検査結果 (PDFファイル; 167KB)
平成28年度検査結果 (PDFファイル; 36KB)
平成27年度検査結果 (PDFファイル; 185KB)
平成26年度検査結果 (PDFファイル; 183KB)
平成25年度検査結果 (PDFファイル; 141KB)
平成24年度検査結果 (PDFファイル; 147KB)
平成23年度検査結果 (PDFファイル; 141KB)
平成22年度検査結果 (PDFファイル; 140KB)
平成21年度検査結果 (PDFファイル; 137KB)
家庭でできる「水質改善」のための取組
今日からやってみよう! 大切な「水」を守るための小さな工夫
- 使用済みの食用油は直接流さず、布や紙に染み込ませ可燃ゴミに出しましょう。
- 米のとぎ汁は植木や庭の水まきなど、有効に利用しましょう。
- 調理くずや食べ残しを流さないよう、三角コーナーにネットを取り付けましょう。
- 油汚れなど、ひどく汚れた食器はキッチンペーパー等で拭き取ってから洗いましょう。
- シャンプーや洗剤の使いすぎに注意しましょう。
※浄化槽設置や下水道接続を行うことも、水質改善に大いに貢献します。
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このページに関するお問い合わせ先 生活環境課 環境係 電話(直通):0952-84-7118