進めよう！男女共同参画（家庭編）

気づくことがはじめの1歩

人は「男、女」である前に1人の人間です。
ところが、今までの世の中のしくみや習慣といったこだわりが、これまで人間を生きにくくしていました。女（男）だったばっかりにつまらない思いを経験したことはありませんでしたか？知らず知らずのうちに、あなたも身近な人にそんな思いをさせているかもしれません。
人がどう思うかを気にせず、「自分はこうしたい。こう思う。」と言う気持ちをお互いが大切にするためにも、つくられた常識を一つ一つ見直すことは、とても大切なことです。

 
女性も男性も共に家事を担い、協力して子育てをするようになれば、精神的にも時間的にも生活のゆとりが生まれてくることでしょう。
夫婦だけでなく家族全員が協力し合えば、さらに一人ひとりの負担は軽くなっていきます。
大人も子どもも、家族を構成する一員として協力し合う責任を分かち合えれば、一人ひとりのゆとりはもっと広がるはずです。
男の子、女の子にかかわらず、小さいころから自分のことは自分でできるように、身につけさせていくことはとても大切なことです。
 

家庭生活について、
あなたならどう考えますか？ 

農山漁村の男女共同参画

家族経営協定について、考えてみませんか (PDFファイル; 1665KB)
（詳しくは、九州農政局男女共同参画推進コーナーへ）

農山漁村の男女共同参画のページ（外部リンク）

女性応援ポータルサイト（外部リンク）

男女共同参画6つのキーワード

ジェンダー

生まれる前に決定される生物学的な性の違いに対して、出生後に周囲と関わりながら育つ中でこうあるべきと身についた性差観念を「ジェンダー」（社会的・文化的な差）といいます。 日常生活の中で期待される「男らしさ、女らしさ」とか、「男は仕事、女は家庭」などの性別による固定的な役割分担意識もこのジェンダーの一部です。

ポジティブ・アクション

過去における社会的・構造的な差別によって、現在不利益をこうむっている集団（女性や人種マイノリティー）に対して、一定の範囲で特別な機会を提供すること等により、実質的な機会均等を実現することを目的とした、暫定的な措置をいいます。

女性のエンパワーメント

女性が自らの意識と能力を高め、家庭や地域、職場など社会のあらゆる分野で、政治的、経済的、文化的な力をつけるとともに、それを発揮し、行動していくことを言います。 第4回世界女性会議の北京宣言及び行動綱領では、この「女性のエンパワーメント」が真の男女平等を達成する上で不可欠なキーワードであることが示されています。

リプロダクティブ・ヘルス/ライツ

（性と生殖に関する健康と権利）
女性が自らの身体について自己決定を行い健康を享受する権利をいいます。 1994年カイロで開催された国連の国際人口・開発会議において提唱された考え方で、男女が共にもつ権利ですが、とりわけ女性の重要な人権とされています。 いつ何人子どもを生むか生まないかを選ぶ自由等が含まれています。

セクシュアル・ハラスメント

相手の意に反した性的な性質の言動で、身体的への不必要な接触、性的関係の強要など、様々な態様のものが含まれます。 特に雇用の場においては、「相手の意に反した、性的な性質の言動を繰り返すことによって就業環境を著しく悪化させること」と考えられています。

ドメスティック・バイオレンス

夫婦や恋人など親密な間柄にある男女（パートナー）間において、男性から女性に加えられる身体的・精神的・性的な暴力を指します。 物理的な暴力だけでなく、脅かし、罵り、無視、言動の制限・強制、苦痛を与えることなども含まれた概念です。 この問題は、人権問題であり、また、次世代に引き継がれやすい社会問題であると認識することが必要です。