“22世紀に残す佐賀県遺産”に「縫ノ池」が認定されました
未来に残すべき”美しい景観の地区”や”地域を象徴する建造物”を選ぶ「22世紀に残す佐賀県遺産」に白石町川津地区の「縫ノ池」が認定されました。
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800年以上の歴史がある縫ノ池は、地下水汲み上げの影響で約40年間枯渇していましたが、農業用水や生活用水としての地下水汲み上げを極力しないようにしたため、平成13年には湧水が復活し、池に水を湛えるようになりました。
川津地区では「縫ノ池湧水会」を設立し、この美しい景観と湧水を守るため、地区住民やボランティアの方々で継続的な実践活動を続けておられます。その活動は、池の中に入っておこなう清掃や水草除去などの環境美化活動、7月15日に水環境保全へのメッセージを込めて池の中央にある厳島神社と池の周辺をキャンドルで彩るキャンドルナイト、池の湧水を使用しておこなう秋のお茶会などとして地域住民の中に溶け込んでおり、縫ノ池はこの地域にとって無くてはならないものになっています。
この地域の活動は、下記のような賞も受賞しています。
6月25日「第7回佐賀環境大賞」大賞受賞(サガテレビ主催)
10月18日「全国田園自然再生活動コンクール」農村振興局長賞受賞(農林水産省、(社)農村環境整備センター主催)
池の中央にある厳島神社を中心に、周囲の風景は四季折々に変化し、美しい景観を見せています。
復活した湧水は、飲料水にも利用されており、町内外から多くの方が汲みに訪れています。
今年7月15日のキャンドルナイトの模様。地域の子どもたちも一緒になって作ったたくさんのキャンドルが池の周囲を照らし、幻想的な雰囲気を醸し出していました。
このページに関するお問い合わせ先 農村整備課 電話(直通):0952-84-7122