稲佐神社の肥前鳥居が佐賀県重要文化財(建造物)に指定されました
稲佐(いなさ)神社の肥前鳥居が、令和3年5月11日付けで佐賀県重要文化財(建造物)に指定されました。
肥前鳥居は、室町時代から江戸時代初期にかけて肥前国を中心に築造された独特の形の鳥居です。佐賀県を中心に分布し、一部長崎県や福岡県にも分布しています。主な特徴としては、鳥居の上部構造である笠木(かさぎ)と島木(しまぎ)が一体化して両端部(鼻)が流線形にのびていることが挙げられます。
稲佐神社の肥前鳥居は、天正13年(1585)の県内最古の銘を持つ肥前鳥居です。その造形や部材の素材・形状等が原初的な肥前鳥居を考えるうえで多くの情報を有すること。肥前鳥居の分布や様式、建立に係る発展経過を考えるにあたり、種々の示唆を伝えるものとして価値が高いこと。稲佐神社の社頭景観を特徴づけるものとして重要であることから、佐賀県重要文化財に指定されました。
詳しくは、あるある文化財VOL.191をご覧ください。
PDF形式のファイルをご覧いただくには、アドビ システムズ社から無償提供されているAdobe ReaderTM(別ウインドウが開きます)プラグインが必要です。
このページに関するお問い合わせ先 生涯学習課 生涯学習係 電話(直通):0952-84-7129