農地・水・環境保全向上対策(平成23年1月号)
農地・水・環境保全向上対策とは、農家と地域住民が力をあわせて農業資源を守っていこうという取り組みです。今回は、「3B地域資源保全隊」の活動を紹介します。
活動紹介
3B地域資源保全隊(有明地域・新明)
岩永会長から一言
3B地域資源保全隊が活動している3B地区は、旧有明町干拓に位置し、昭和30年代に県内外から入植された農業者で構成されている地域です。現在では、農業者・自治会・婦人会・育友会を中心に、農用地53.9haで活動に取り組んでおります。
(水路の点検)
(水路の草刈り)
(水路の泥土上げ)
(道路への植栽)
これまでの主な活動
- 農業用施設の点検
- 農業用施設の除草、補修
- 開水路の泥土上げ
- 婦人会による空き缶、ゴミ拾い(年5回)
- 婦人会による花植え(年2回)
- 地域内学童による生き物観察
など
(子供たちによる生き物観察)
(道路のゴミ拾い)
(ゲートの塗装)
(道路への砂利の補充)
この事業への取り組みにより、農業用施設の保全活動の大事さや、空き缶・ゴミ拾い、子供たちによる生き物観察を通じた地域環境の整備への地域住民の理解が少しずつ得られてきました。
今後は、これまで実施してきた農業用施設の保全活動や地域環境整備を定着させ、3B地域の明るく住みよい地域づくりを進めていきたいと思います。また、地域住民のつながりを深め、地域全体の活性化にもつなげていきたいと思います。
最近の活動のようす(近隣活動組織との連携!)
昨年11月、「遠ノ江下資源保全の会」と「八の割資源保全組合」が、農地・水・環境保全向上対策の活動の一環として、地盤沈下対策事業で整備された水路(地沈水路)の泥土上げをおこないました。この地沈水路の左岸側が「遠ノ江下資源保全の会」、右岸側が「八の割資源保全組合」の活動範囲となっており、二つの活動組織が連携して、同時期に両岸から泥土上げをおこなうことで、効果的な施工ができました。
幅10メートル
(地盤沈下対策事業で整備された水路)
水路の底にたまった泥土をすくい上げて、法面整形に再利用しました。
白石平野の農業にとって、十分な農業用水を確保することが、以前からの重要な課題の一つとなっていました。その対策の一つとして現在、地盤沈下対策事業で整備された水路(地沈水路)に農業用水の貯水がおこなわれています。
さらに、平成24年度からは、嘉瀬川ダムからの農業用水の送水が始まる予定となっており、その取り組みの効果を十分活かすためにも、送水された水を受け入れることになる地沈水路を含めた水路の泥土上げや補修等をおこない、水路機能の保全に努めることが重要です。
ここはどこでしょう
ヒント:白石高校を西へ約200m進んだところです
11月1日から4日間、この水路の両側あわせて約600mにわたって裏込め補修がおこなわれました。
このページに関するお問い合わせ先 農村整備課 電話(直通):0952-84-7122