農地・水・環境保全向上対策(平成22年5月号)
農地・水・環境保全向上対策とは、農家と地域住民が力をあわせて農業資源を守っていこうという取り組みです。今回は、「下みの具環境保全会」と「1B環境保全組合」の活動を紹介します。
活動紹介
下みの具環境保全会(白石地域・下箕具)
山下代表から一言
下みの具環境保全会が活動している下箕具地区は、大きな蛇行が特徴的な六角川の右岸側に位置し、全域が平たん地で占められています。当地区では、従来から地域住民共同による環境保全活動がおこなわれており、良好な農村環境が保たれてきました。
この事業に取り組むことによって、遊休農地の解消ができたことや、地区住民が今まで以上に協力し合っていることが大きな収穫となっています。
(水路の水草の除去)
(農道法面の草刈り)
(大雨後の見回り)
(花プランター設置)
これまでの主な活動
- 女性部と子どもクラブによる農道、水路の空き缶拾い
- 地区住民全戸による農道の草刈り作業
- 花プランター植え付け
- 農用地の畦塗り作業
- 小水路の泥土上げ作業
これからも、農業者・自治会・子どもクラブ・老人会・地域女性部が一体となって、環境保全に努め、より住み良い地域になるよう、活動に取り組んでいきたいと思っています。
1B環境保全組合(有明地域・新明)
徳富代表から一言
1B環境保全組合が活動をおこなっている地区は、有明干拓の南部に位置し、有明海に近く、潮風のにおいがとどいてくる自然豊かな地区です。当地区では主に、米・麦の作付けがおこなわれており、地区内の29戸(非農家7戸を含む)と入り作者10戸でこの活動に取り組んでいます。
しかし、有明干拓への入植時に比べ、1m以上の地盤沈下が発生しており、大雨時に冠水が発生しやすいことや、台風による被害など、心配が絶えません。
入植がはじまってから55年余りの年月をかけ、先人達が築き上げてこられた素晴らしい大地をこれからも守っていきたいと思います。
(水路の草刈り)
(水路の堰板への塗装)
(水路の泥上げ)
(道路への芝の植栽)
これまでの主な活動
- 水路の泥上げ
- 農道への芝の植栽
- 女性部による空き缶拾い
- 水路ゲートの管理(開閉・塗装など)
- 水路・農道の草刈り
- 歩道への花の植栽
今後も、構成員のみなさんからの協力を得て、これまでの活動を継続し、地区内の環境向上に取り組んでいきたいと思います。
最近のトピックス
4月18日(日)に、西郷農水環境保全会と東郷環境保全会で、点検・機能診断がおこなわれました。それぞれの点検・機能診断が終了した後、合同で、点検・機能診断結果の報告・意見交換会をおこない、補修の仕方などについて知恵を出し合いました。
ここはどこでしょう
ヒント:白石中学校から西へ約1kmの水路です
このページに関するお問い合わせ先 農村整備課 電話(直通):0952-84-7122